sp_btn01.png
メールでのお問い合わせ

これだけはおさえておきたい!大学入試改革の6つのポイント!

「センター試験がなくなる」という報道のされ方が多い今回の大学入試改革ですが、改革プランの名称が「入試改革」ではなく、文部科学省が行おうとしているのは「高大接続改革」であることに注目しなければなりません。つまり、「大学入試」だけが変わるのではなく、現在の高校、大学の「教育制度改革」であることが最大のポイントです。

 

2016年3月31日に大学受験改革案の最終報告書が発表されました。2015年9月中旬に大学受験改革案の中間報告とあわせてご案内いたします。

 

現中学2年生からセンター試験を廃止し、新しい入試制度を構築する動きについてです。正直、まだまだ未知数な部分も多い教育制度の改革について、現状で発表されている部分を六つのポイントとしてまとめました。現中2生より下のお子様をもつ保護者の方のご参考になればと思います。(2016年4月現在の情報です)

 

①センター試験が廃止され、2つの「新テスト」が創設される!

1990年から実施されてきた「大学入試センター試験」は2020年1月の実施を最後に廃止されます。かわって学力評価のためにスタートするのが、「高等学校基礎学力テスト」と「大学入学希望者学力評価テスト」(いずれも仮称)です。

現行の「センター試験」の廃止、これだけは決定事項のようです。新しい大学入試試験の最終報告を見ても、正直現行の制度とあまり変わらないと感じたのが最初の印象です。

②推薦・AO入試が廃止され、国立・私立とも個別選抜が変わる

「一般入試、推薦入試、AO入試の区分を廃止し、新たなルールを構築する」とされています。現在、私立大学に通う学生のうち、およそ半分の学生は一般入試ではなく推薦・AO入試を利用していますので、これも大きな影響が考えられます。

最終報告では、少なくとも現状の推薦・AO入試の制度は変更すべきであるというものです。特に私大への推薦・AO入試での入学者が全体の約43%を占めていることにも改革の必要性はありという結論です。それでも具体的な案は提示されておらず、あくまでも変える方向で進むとうことだけは決まりました。

③「高等学校基礎学力テスト」は、高2・3の夏秋で複数回受験が可能

出題内容は、基礎的な「知識・技能」を問う問題が中心で、解答方式は、選択方式+(一部)記述としている。教科・科目は、国語総合、数学Ⅰ、英語Ⅰの3科が検討され、2023年度からは社会、理科も含めて高校の必修科目を想定するとあります。受験時期については、まだ未定です。

 

ただし、「2019年度から2023年度までは移行期間として、推薦入試や就職には使用しない」となりました。また、この基礎学力テストを受験するかどうかは、学校単位での申し込みになるとのことです。

④「大学入学希望者学力評価テスト」は、高3で「複数回受験」⇒「1回受験」に変更

当初は複数回受験とありましたが、最終報告では1回だけの受験となりました。「知識・技能」に加えて、「思考力・判断力・表現力」を中心に評価することが目標とされている。「教科」の枠組みの変更により科目数は現行より簡素化し、英語では民間の資格・検定の活用も評価の対象にすることを検討されています。

⑤大学入学希望者学力評価テストは、「教科」の枠組みが変わる!?

これまでの「教科型」の問題に加え、「合教科・科目型」「総合型」の問題を組み合わせて出題することが検討されています。理科のテストなのに数学の公式を使う問題や、英語のテストに地理の知識を使う問題などが想定されます。

 

最終報告では「今後も引き続き検討していく」という曖昧な表現にとどめました。科目も取っ払う入試となると、高校での授業のくくりの見直しも考えなくてはなりません。ますます教育現場は混乱してしまいそうです。

⑥浪人できないプレッシャーもあり、本当に大変なのは現高1生か!?

以上の大学入試制度の実施は、現中3生から試行期間として変更されます、本格導入されるのは現小5年生からという方向で議論されています。なんらかの移行措置があると考えられますが、それでも現高1生にとってはプレッシャーになると考えられます。さらに愛知県では昨年度から高校受験が変わりました。問題数は減って、その分「知識を使って解く問題」が増えました。学校の定期テストを中心とした学習をしている生徒にとっては、高校入試すら厳しくなったのです。

 

最終報告によりますと、「平成29年度初頭をめどに各大学に通知する」とあります。そう考えると、具体的な形となって受験生に伝わるのは早くて2年前、場合によっては受験の前年になる可能性も否定できません。英語の外部検定の活用など、少しずつ形になってきていますので大学入試の情報につねにアンテナを張っておく必要があるでしょう。

お電話でのお問い合わせ 0586-68-6014