スク玉ブログ
【2025年度 愛知県公立高校入試|理科の徹底分析】~一宮市の学習塾「スクール玉野」より~
こんにちは。一宮市の学習塾「スクール玉野」のTKです。
2025年3月に実施された愛知県公立高校入試について、今回は《理科》の問題分析をお届けします。
(※画像はイメージです。使いまわしです。顔が細いですが修正はしておりません。カメラマン(私)の腕です。)
■理科の全体傾向と難易度
今年度の理科は、標準的な出題レベルでありながら、基本知識をしっかりと定着させた生徒にとっては高得点も狙える内容でした。
出題分野は例年通り、物理・化学・生物・地学の各単元からまんべんなく構成されています。
ポイントとしては、
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計算問題の負担は軽め
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思考問題がやや多め
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知識+丁寧な読み取り力が求められる場面が複数ありました
特に物理分野の電力に関する出題は、新しい角度からの設問も見られました。焦らず条件整理を積み重ねられるかが分かれ目でしたね。
★塾平均15.2点/22点満点(平均10.9点)
■各大問ごとの出題内容と解説
【大問1】小問集合(物理・地学)
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凸レンズの作図(中1物理)…作図問題は丁寧さがカギ。定規とマス目を活用し、傾きに注目。
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南中高度と太陽電池(中3地学)…予想的中!? 全県模試でも出題された内容。基礎があれば難しくはない。
【大問2】生物(遺伝)
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基本的な遺伝の知識(中3)…「丸:しわ=3:1」など、教科書通りの基礎が問われました。
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思考問題では、種子の結果から遺伝子型を逆算する設問もあり、ややハイレベル。選択肢に迷った生徒もいたかもしれません。
【大問3】化学(酸化還元)
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酸化還元・実験操作・基本用語の確認(中2)…落とせない基本問題。
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実験結果の読み取りと計算…過不足反応の判定をもとに考える、定番の構成。
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グラフに線を引いて条件を可視化する力が求められる設問も。手を動かす習慣の有無で差がつきます。
【大問4】物理(電流と電力)
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オームの法則(中2)…基本計算。ここは確実に得点を。
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温度と電力の関係(思考問題)…抵抗値や電力の比の考察が必要。グラフや条件をもとに一歩ずつ整理すれば解けます。
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並列/直列回路での電力・時間の比較は、思考力・粘り強さが問われる難問でした。
【大問5】地学(地層・化石)
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ルーペの使い方、化石、石灰岩の性質(中1)…知識問題中心。迷わず得点したい。
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地層の傾きの問題では、かぎ層と標高差から傾きを読み解く、典型的な地学の問題が出題されました。
【大問6】小問集合(中1)
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密度と体積の計算…計算ミス・単位ミスに注意。
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顕微鏡のパーツと名称(生物)…正答率の高い知識問題。確実に取りたい。
■総評と今後の学習アドバイス
今年の理科は、
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教科書レベルの基礎をしっかり押さえていれば対応できる
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「条件整理」「図やグラフで考える力」が問われた
という内容でした。
新しい出題形式に動じず、落ち着いて考えられる力を養うことが今後の理科対策には欠かせません。
暗記だけでなく、「なぜそうなるのか」「図に描いてみる」習慣が、入試本番で大きな武器になります。
📘この記事は、一宮市の学習塾「スクール玉野」が、愛知県公立高校入試の問題を独自に分析し、受験生や保護者の方に向けてお届けしています。
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