スク玉ブログ
【2025年度 愛知県公立高校入試|英語の徹底分析】~一宮市の学習塾「スクール玉野」より~
こんにちは。一宮市の学習塾「スクール玉野」のTKです。
愛知県公立高校入試、2025年度の《英語》について、出題傾向や難易度を踏まえた分析をお届けします。
※本記事では、筆記試験のみを対象にしています。
※画像はイメージです。そして、かなり古いです。顎のラインがかなりシャープっすな。修正してないですよ。
■全体傾向と難易度
今年度の英語は、文法知識を直接問う問題が少なく、読解力・語彙力・思考力を試す問題構成でした。
特に長文読解では、
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文脈を丁寧に追えるか
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根拠をもって選択肢を選べるか
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単語と単語を機械的につなげるだけでは通用しない
といった、「深い理解力」が求められています。
難易度そのものに大きな変化はなく、例年通り、得点層の二極化が予想される内容です。
英語が得意な生徒にとっては取りやすく、苦手な生徒にとっては選択肢の選び方で苦戦しやすい設計です。
★塾平均15.4点/22点満点(平均13.8点)
■大問別の出題分析
【大問1】空所補充(対話文)
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前後の文脈に合う選択肢を選ぶ文意補充問題。
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選択肢の英文がきちんと読解できているかが得点のカギ。
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単語レベルで判断すると誤答しやすく、流れ全体を読んで意味をつかむことが重要です。
【大問2】資料読み取り+空所補充
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グラフを読み取ったうえで英文の空欄を埋める問題。
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難易度は標準。情報処理力が問われます。
①②…グラフから直接情報を読み取る。正確な読み取りができれば正解できる問題。
③…文の並び替え問題。グラフのタイトルに引っ張られて誤答しないよう、英文構造や文法知識の確認がカギ。
【大問3】長文読解(技術と未来)
テーマは「技術の進化(ソーラーパネル・自動運転車)」で、やや専門的な内容ながら、語注が多めで読みやすい印象。とはいえ語彙力は依然として重要です。
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(1)接続詞の補充…論理関係を意識して選ぶ。
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(2)段落要約の文挿入…2段落分の要約文から適切なものを選ぶには、段落構造の把握がカギ。
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(3)内容一致…今年から「2つ選びなさい」形式に変更。選択肢は素直。しっかり本文を読んでいれば得点可能。
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(4)メモの完成…従来の空欄補充と似た形式だが、文章を丸ごと選ばせる形式に変化。意味をとらえる力と本文理解が問われました。
【大問4】対話文総合問題
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(1)語彙・語法の穴埋め…英検4級~3級レベルの知識がベース。熟語や構文の理解が問われる。
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(2)空所補充…前後の流れに合う文章を選択する力が問われる。読み飛ばさずに少し先まで読んでから戻るのがコツ。
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(3)内容整理(表)…本文から正確に情報を取り出す問題。国語的な要素も含まれる。
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(4)資料読み取り問題…本文とは独立したデータ読解型設問。共通テスト的な要素が今後も続くと予想される。
■総評と今後の対策
今年の英語筆記は、「単なる暗記型」では対応しきれない、思考型のリーディング力重視の問題構成でした。
以下の力が特に重要です:
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選択肢の英文を正確に読む力
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文と文をつなげて読解する「つながり理解力」
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データ・資料の読み取りと文脈判断力
短文読解に頼る勉強法では太刀打ちできません。
本文中の根拠を見つけて選ぶ力を、日々の演習で積み上げていきましょう。
📘この記事は、一宮市の学習塾「スクール玉野」が独自に入試当日に分析した内容です。
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