スク玉ブログ
【高校部】数学は「白チャート」から始めよう|数学が苦手な子も得意になる"5つの方法"
愛知県一宮市にある小中高生が通う学習塾「スクール玉野」の國立です。三兄弟の末っ子なので、さんなん です。
高校数学を教える中で、これまで数百名の生徒と関わってきましたが、成績が安定して伸びる子には共通点があります。そのひとつが、「最初に選ぶ教材」です。
今回のテーマは、「なぜ高校数学は“白チャート”から始めるべきか?」
私の実感と実例を交えてお伝えします。
白チャートは“読みやすい教科書の進化形”
まず、白チャートの最大のメリットは「わかりやすさ」です。
学校配布の青チャートと比べて、導入や解説が非常に丁寧で、生徒のつまずきポイントをしっかりカバーしてくれます。
実際、「教科書だと分かった気がしない」という生徒が、白チャートを読むと「これなら理解できる!」と表情を変える場面を、私たちも現場で何度も見てきました。
特に印象的だったのは、二次関数の最大・最小を扱った例題で、
ある生徒が
「学校の授業を受けてもわからなかったのに、今ならわかる気がします。」
と笑いながら言ったことです。
これは、白チャートの解説が“対話型”であることが大きい。まるで優しい先生が隣で教えてくれているような感覚になります。
「白→青」ではなく「白をやり込む」が成績安定の鍵
よくある質問がこちらです。
「青チャートが配られたので、最初から青で進めた方がいいですか?」
私の答えはNOです。
青チャートは悪くありませんが、あれは数学強者向けです。基礎があやふやなまま進めてしまうと、挫折の原因になります。
白チャートは、まさに基礎から積み上げる設計。実際、当塾にも「白チャートだけで学年上位に入った」という生徒は多数います。
特に偏差値55~60前後の高校に通う生徒にとっては、白をやり込むことで“伸びる感覚”をつかめるのです。
数学ができる子の“視点”とは?
ここで、少し保護者の方にも視点をお届けします。数学が得意な子に共通するのは、「例題の読み方」そのものが違うということ。
普通は、例題=説明の一部として流し読みしてしまう子が多い。
でも、できる子は違います。
「これ、自分だったらどう解くか?」
「他の方法はないか?」
という目で、“例題を思考トレーニングとして使う”んです。
白チャートの例題は、この“考える練習”に最適な難易度と量で構成されています。ちょっと頑張れば解ける。その“ちょっと”の積み重ねが、数学力の土台になるのです。
白チャートを使った学習法|5つのおすすめステップ
当塾では、以下のステップで学習するよう指導しています:
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授業後、同日のうちに該当ページを読む
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例題は解説を読む前に、一度チャレンジ
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間違えた問題は印をつけて、週末に再挑戦
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難しい問題は、先に解説を“音読”して理解を深める
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解き方を自分の言葉でノートにまとめる(言語化)
このやり方だけでも、数Ⅰ・Aで8割以上取れる生徒が多数います。
まとめ:白チャートは、数学という“長距離マラソン”の補助輪
白チャートは、いわば“補助輪つきの自転車”のような存在です。
最初はゆっくりでもいい。転びそうになっても、自分の力で進む経験が何より大事。そしてその積み重ねが、青チャートや共通テストレベルの問題に自然とつながっていきます。
焦らず、白から始めてください。「理解して進む」ことこそが、遠回りに見えて一番の近道です。
次回は、「部活と勉強を両立しながら、数学で学年上位を取る子の習慣」をお届けします。
ぜひ、こちらもお楽しみに!
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