スク玉ブログ

スク玉講座「武士道」の心得

三人兄弟の末っ子 さんなん です。私は昔から一人だけ違うと不安になるし、できる事ならみんなと一緒がいいんです。心配性でもあります。



昨夜、保護者の方から連絡をいただきました。どうやら稲沢市の小学生と中学生の夏休みは、一宮市と同じ8月8日(土)~23日(日)になったようですね。これでお休みもみんなと一緒ですね。只今、今年の夏祭りの日程を調整しておりますが、小学生も皆と一緒にイベントができそうです。よかった、よかった。ご連絡いただき、助かりました。ありがとうございました。



さて、今日は、スク玉の武士道についてです。



スクール玉野には、『武士道』という講座があります。ちゃんとホームページにも載っています。



■武士道とは?
武士道は「武士の魂」。サムライとしての気構えと行動を規定したもの。すなわち武士が最も重きを置いた自分の内にある「軸」とも言えます。



「自分自身を見つめ直し、自分の弱さと向き合う場所」。



学力を武器とする今のサムライたちにも、自分の「魂」を磨くつもりで勉強に励んで欲しいという、私個人の想いで「武士道」と名付けました。
 




 
 
■具体的に何をする場なのか?
もちろん勉強です(ずっと前はタイピング練習をやっていた時期もあったのは良き思い出です)。



一般的な自習室と言うと伝わりやすいのかもしれません。たしかに、学校や塾の宿題をやっている生徒も多くいます。



でも、本来の武士道としてはこんな狙いもあります。


「やることが終わってからが、本当の勉強が始まる」
これはよくテスト勉強のときに、生徒に伝えていることです。

 


子供たちにとって、宿題というものは埋めれば終わりです。
しかし、学力を伸ばそうと思えば、本当の勉強はそこから始まるからです。


「間違えた問題をもう一度解き直す」
「曖昧な言葉は辞書や参考書を使って定義を調べる」
「難しいレベルの問題に挑戦する」
「漢検、英検、数検の検定対策をする」
など、もっともっと深く掘り下げて欲しいのです。

 


想像してみてください。生徒が塾の武士道で勉強しています。宿題も終わりました。そうすると、彼らの思考回路はどうなるのか。「やること終わったし、何をしようかな?」と考えるチャンスが生まれます。




反対に、我が子がご家庭のリビングにて、学校の宿題に取り組んでいる姿を想像してください。宿題が終わりました。さぁ、どうなるか。



「あぁー宿題終わった~。さーて、、、もっと勉強を掘り下げようかな~」となりますか??




本当の勉強は、やることが終わってから始まるんです。多くの中学生は、勉強する前に勉強が終わっているのが現実なのです。




だから、ご家庭のような誘惑がない塾の武士道にたくさん参加していただいて、今の自分にとって何をすべきかを考える時間を与えてやってください。
 

 漫画「鬼滅の刃」より


 
■武士道内での学習内容ランキング
①塾のワーク
②検定対策・市販問題集
③塾でもらった応用プリント
④学校課題


②と③については、悩んだ時期がありました。他塾では、検定対策は有料でやっているところは多くあります。応用プリントも解かせるだけで、〇〇特訓と謳っている塾もあります。でも、武士道は無料にしました。




もちろん人件費や教材費、ロイヤリティが必要な講座は負担してもらうのは仕方ないとしても、プリントを自分で解いて、自分で〇つけて、自分で直しをして、わからないところは自分で調べる。後日、自分で解けるか確認する。それでもわからない時は、先生に質問すればいいですやん。




これっていつも言ってる「ジガク」というものですが、中学生からはその練習の場を作りたい。その場所こそ「武士道」なんです。



しかし、武士道にも欠点があります。基本的に先生は何も声は掛けませんし、同じ部屋にいません。そうすると学校の宿題ばかりやってる生徒がいたり、自分の好きな科目ばかり進める生徒だっています。
 


「ジガク」への道が遠いことは明らかですが、武士道で何をするかの選択は本人に委ねています。もし、先生が見ているところで勉強させたいのであれば、「ぷらす個別」を取ってもらうようにしています。


  

  
■武士道の時間帯
基本的に塾が開いている日は、16:00~22:30まではいつでも塾を使うことができます。ただし、会社として23時消灯ルールがありますので、22:30になったら速やかにお帰り下さいませ。



毎年、中3の受験生さんやテスト週間の高校生さんたちが学校から帰ってきてからすぐに塾に来て武士道で勉強する姿があります。「家だとついつい寝ちゃう」っていつまで成長期やねんって突っ込みたくなりますが、やはり誘惑が多いご家庭だとメリハリをつける意味でも環境を変えるのは良いことだと思っています。



彼らは16時から2時間ほど勉強をして一旦帰宅、それから夜は塾の授業という感じですね。本当によく頑張ってますわ。また、時間外でも教室を使いたいっていう子もいますが、先生の予定が合えば武士道OKにしています。ただし、いつもウェルカムというお約束はできませんので、必ず事前にご確認してくださいね。
 


毎日行けて、プリントももらえて、質問もできる。もう「武士道だけで塾が成り立ちますよ」とよく保護者の方から言われますが、やはりそれだけでは普通の子は伸びません。授業中に理解度チェックをして、単元テストをしたり、時には全部満点取れるまで追い込ませたりする必要もあります。これは高校生でも同様です。



それでも少しずつ本人に任せてみる距離感も大事だと思っていますので、つんつんつついて離れて様子を見て、またつっついての繰り返しをしていきます。  


 

■武士道のルール
場の雰囲気を保つために、武士道にはルールがあります。


他の生徒に迷惑をかける
席に座ってずっとボーとしてる
寝ちゃう



1度目は警告、2度目は一定期間の武士道停止にさせていただきます。スク玉の授業では「どう解いたか」「教え合い」の意見交換や休憩の間はワイワイはOKにしていますが、武士道は黙々タイムの雰囲気を大切にしています。



武士道は50分刻みにしていますが、本当にシーンとしています。この雰囲気を壊して欲しくはありませんので、ルール厳守でお願いします。
 
 

また、別件ですが、やることが終わっていない生徒には呼び出し案件として武士道に来るように伝えています。もし予定に追い付かないという状態が続くようであれば、「ぷらす個別」を取ってもらっています。有料にならないと危機感が生まれない生徒もいますので、その場合は致し方無いと考えています。
 

 

■最後に
「自分の時間を取る」というのも、成長期の子供たちにとっては精神的な成長につながります。



机の上の勉強以外にも、大事な勉強はたくさんあります。そういう意味で小学部は武士道の設定がありません。同じことが中1・中2にも言えることだとも思います。



ONとOFFのバランスを保つことも大事なことであることを付け加えさせていただいて、今日の武士道のお話は終わりにしますね。



それではまた明日(*^^)v。





※2020年より名称変更「体育の日→スポーツの日」。オリンピックの開会式スケジュールに合わせて、海の日を7月20日→23日へ、スポーツの日を10月第2月曜日→24日へ変更。





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