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【2025年度 愛知県公立高校入試|国語の徹底分析】~一宮市の学習塾「スクール玉野」より~

こんにちは。一宮市の学習塾「スクール玉野」のTKです。

 

2025年3月に実施された、愛知県公立高校入試の《国語》について、教科別に詳しく分析しました。


入試直後に問題を確認できたため、内容と出題傾向を踏まえた上で、受験生・保護者の皆様にお伝えいたします。




※画像はイメージです。昔のものです。若いな。
 


■2025年度 国語の出題傾向・難易度

今年度の国語は、やや易化の印象です。


設問の構成は例年通りで、大きな変更は見られませんでしたが、随筆文の採用や、選択肢の難易度が控えめだったことなどから、全体的に取り組みやすい内容でした。


 

複数選択の設問が目立ちましたが、すべてが「完答」でない点も配慮が感じられます。

 

スクール玉野の在籍生における国語平均点は【22点満点中18.0
点】でした(平均点は15.6点)。


例年の平均点水準に戻りましたね。


 

■大問ごとの出題内容とポイント

【大問1】説明的文章(評論)

  • 接続詞の選択(復活)

  • 要旨の空欄補充問題

  • 下線部の理由説明

  • 生徒のまとめを評価する設問

  • 論理構成の理解

     

全体的に素直な設問が多く、本文に忠実に読み取れば正解できる問題が中心でした。


論理構成の設問(⑤)は苦手とする生徒もいますが、今年は選択肢がわかりやすく、取り組みやすかった印象です。


 


【大問2】漢字・語句

  • 漢字の読み書き(3問)

  • 慣用句や語彙の意味理解

ここは確実に満点を狙うべきセクションです。


難問は見られず、標準的な語彙が中心。受験対策としてコツコツ積み重ねてきた生徒には、安心して解けたはずです。

 


【大問3】文学的文章(随筆)

  • 脱文挿入

  • 比喩表現の説明

  • 生徒の意見評価(複数選択)

  • 筆者の心情理解

  • 表現技法の分析
     

今年は小説ではなく、随筆文からの出題となりました。


表現が抽象的な箇所もありましたが、全体的に読みやすく、設問も良心的。


「比喩の解釈」や「筆者の心情」を問う設問も、段落の流れをつかめば解きやすい内容でした。


 


【大問4】古文

  • 下線部の理由説明

  • 登場人物の特定

  • 具体例の理解

  • 内容一致(現代語訳)
     

本文理解が大前提。文脈をつかむ読解力が求められましたが、難語や文法的に難解な表現は少なめでした。


「力ある人=富や権力を持つ人」と読み替える設問など、少し抽象的な読解を要する場面も見られました。






■総評と今後の対策

2025年度の国語は、極端な難問はなく、基礎読解と設問文への正確な対応力がカギでした。


表現技法や論理構造、選択肢の消去法など、日常的なトレーニングを積んでいる生徒には有利だったと言えるでしょう。


 

来年度以降の受験生も、「本文から根拠を探す力」や「文章の構造をつかむ力」を日頃から磨いていくことが、安定した得点につながります。

 


📘この記事は、一宮市の学習塾「スクール玉野」が入試当日に独自分析した内容を元に構成しています。


他教科の分析や学習アドバイスも、随時ホームページ内で公開してまいります。ぜひあわせてご覧ください。



 

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