親をアッシーとして使うんじゃない！親の関わり方が学力を決める理由！

「先生の声がした」って聞いた　さんなん　です。


先日、ニトリで生徒に目撃されたようです。どうやら「声」だけで私だと気づいたみたい。


スーツを着ていないとバレないことが多いのに、まさか声でバレるとは。まだまだ精進がなりませぬな。




さて、入塾の際の保護者面談にて、先日こんな言葉を聞きました。


「スク玉塾は上位層に手厚く、中間層は放置なんですか？」


こういった外からの視点は、 内にいるとわからないので大変参考になりますね。




当然、そう思っている生徒もいると受け止めたうえで、 先に私の考えを述べておきます。



まず結論から言うと、

 我が子に対して

「もっと手をかけて！」

「もっと厳しくして！」

という親の願いが強ければ強いほど、

子どもの学力は伸びにくい。

これは長年教育現場にいると、痛いほど感じます。




なぜなら、その願いの親の下で育った子は、


『やってもらうことが当たり前！』


という感覚が子どもについてしまうケースが多い。





中学生以降の成績は


「能動力を数値化したもの」


と言ってもいいぐらい


自分で動ける力の影響をモロに受けます。




・先生の話を聞く姿勢

・提出物のルール、期限を守る


だから「うちの子、手取り足取りお願いします」という気持ちは、残念ながら成績を伸ばす方向とは真逆になってしまうんです。





成績を伸ばす子たちは、

・授業にしっかりついていきなさい！

・自分の学力は、自分でどうにかするしかないんだよ！

・先生に言われたことを守りなさい！

と言われています。


この３つは本当に強い。


そして、この家庭の言葉が、

学力の伸びに直結していると感じます。






よくよく思い返してみると、


スク玉の上位層の子たちは、


・わからない問題があれば授業外でも質問に来る


・「この単元をやりたいです」とプリントをもらいに来る


・迷った時、困ったときには自分で相談に来る


ほんとうに上手に塾を使ってくれています。



親に送迎をお願いして授業の無い日にプリントをもらいにきた生徒もいましたが、さすがに親をアッシーに使うんじゃないって叱りました。


ひょっとして叱って欲しいからそうしたのかもね(笑)。





そして中間層の生徒には、

・間違い直しの確認

・予定表の確認

・途中式や解き方の確認

・解説した問題の再確認

・確認テストや追試


などなど、上位層の倍以上の声かけがあります。


主に勉強の仕方であり、

授業中の取り組み方・姿勢の改善です。



これらは手取り足取りという意味とは異なり、

・まずは自分でやってもらう

・自分だけで知識を吸収できているか

の確認を先生がしていきます。




勝手に明後日の方角へ行かないように見守り、

スク玉の仕組みに乗ってもらうまでそれを続け，

できるようになったら徐々に手を放していく。





これを繰り返しながら、


「自学力＝自分で勉強ができる」


を育てていく方針です。




つまり冒頭のご相談の回答として、

どちらかというと逆なんじゃないかな。




上位層の方は塾を上手に使っているので手厚く見えるかもしれませんが、中間層の方が手を掛けています。残念ながらね。



１つの数値目標として、

「学校の定期テストで400点超え＋全県模試の偏差値58以上」。



このラインに到達すると、
少しずつ手を放してもいいかなというところ。



基礎力は勝手に身につきませんので塾主導とし、
その土台に自学力を積み上げていきます。



そのラインを超えるまでは二人三脚を続けます。



自学力とは「自ら学ぶ力」という意味ではなく、


「自分に自信をもって学ぶ力」のこと。


もちろん過信・慢心ではなくね。




自分の中に自信をもつと、

これが内からあふれるエネルギーとなる。

これが能動力もつながるんだね。




高校生になると、勉強量が一気に増えるため、

自学力がないと「吸収が追い付かない」

という状態になります。




時間を掛けて育てられるもの中学生まで。




いい意味で先生から放置されるようになるまでは


一緒に頑張ろう。



これがスク玉の教育方針です。



 

（中学部コース：玉野校・篭屋校）




（スク玉高校部：玉野校・篭屋校）

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