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学校別の小学校算数の授業進度を調べてみた!!1月終了時点

先日も一人小学生の生徒を泣かせてしまった さんなん です。正確には涙ウルウル状態でした。算数の式の意味を聞いて、聞いて、聞いて、聞いたら、、、。だって、すぐコロコロ意見変えて適当なこと言うんだもん。別にいじめてるわけではありませんからね。塾は、日数が限られていますからね。毎回が勝負です。現場は、まさに戦場です。


今日は小学校の算数についてです。よろしければ、お付き合いください。


 
■はじめに
毎年、運動会が終わった2学期中旬ごろに、「どうも学校の算数の進度が速すぎないか・・・」。そんな疑念があり調べてみることになった、このブログ企画!!スク玉生に「今、どこ習っているの?」と聞いて、「1カ月でどれだけ進んだのか」、「ほかの学校と比較してどのぐらい進度が違うのか」をまとめました。
 
 
■念のために
お伝えしていることは「事実」だけです。“学校の授業が順調に進んでいるから、我が子の算数は大丈夫”というのではありません。また、学校の授業が早いから授業が手抜きとか言うつもりはありません。授業が駆け足で進んだところは、穴ができやすい。大事なところは、じっくり時間を掛けるべき。
 

しかし、学校は授業数が決まっています。それでも、進路に差が生まれます。だから、順調に進んでいないところは、きっと学校の授業そのものがうまく行っていないケースが多いのです。その時は、ご家庭で早目に対策を考えてもらうというのが、この「学校の授業進度を調べてみた!」ブログの目的です。学校の授業は生徒たちにとって大切な学びの場になります。「先生が無駄話をして1時間終わった」「今日1日で10ページも進んだ」など生徒からいろいろ聞きますので、地元の学力向上のために、チェック機能としてこのブログが役立てばと思います。




はい。どの学校もまとめに入ってます。まとめ以降の単元は、算数卒業研究といった「探求」系になっています。なんだかんだ足並みもそろい、あとは卒業式を迎えるのみって雰囲気になっちゃっています。


年間通してみると、どの学校も9月までは進度は横一線でした。10月(表の青色)に一宮市のH小学校とN小学校、稲沢市のY小学校が遅れだしました。でも、1月末までにまた横一線に戻るという。まぁ、なんとでもなるって感じですね。さすがです。


また、分数の計算といった大人からしたら「サクサク進みそうじゃん」って単元と、速さや割合といった「苦手だったわ~」という単元も同スピードで進むという結果になりました。教科書を使って広く深く教える授業ではなく、教科書を教える授業という感じだけに、算数の力を伸ばすにはやはりご家庭で管理する必要があると感じました。





小学5年生も足並みが揃ってきました。表の1番下の変わり方がラストの単元になります。12月~1月末で、「速さ」「分数と小数」「割合」をほぼ終えるスピードは正直参りました。5年生の1番美味しいところですからね。ここは再度、確認が必要な単元ばかりです。ぜひご家庭で、演習をさせて欲しいです。




■塾のリアル(ここがスタートライン)
算数は、「①文章を読む→➁図・表を書く→③式→④答え→⑤確認」という思考回路です。中学生になると答えから「逆」を考えることも必要になってきます。教育現場で算数を教えていると、学校で高得点をとってくる生徒でも、足りていない部分がよくわかります。①~⑤のどこだと思いますか?





文章を読む→図・表を書く→式→答え→確認


足りないところは、上の赤にした部分です。



なぜかね。不思議と答えだけはでる。きっと、かけてみて、わってみて、それらしいものが答えにするんでしょう。ある意味、とっても賢い。でも、そんな勉強が習慣化しているから、こぞって算数ができなくなるんです。


まず文章が読めない。だから、塾では必ず音読させます。スラスラ読めるまで繰り返します。


そして図・表はほぼ99%の生徒が書けません。図や表は直接教えるしかありません。学校では教えてくれないし、ご家庭でも難しいですからね。教えてた図は、ノートに書かせています。自分で書けるようにさせたいですね。


さらに図や表が書けないから、式が書けません。もしくは、式が書けていても、その意味が分かっていません。式の意味を聞くと「はぁ~(・∀・)?」って顔をします。私も負けじと同じ顔(・▽・)をします。現場は、とても平和です。


そんでもって答えが適しているかどうかの確認もできません。

問題:こうじさんの家の先月の食費はいくらでしたか?
答え:1350円。

ひょっとして、節約生活中かな。
え、どういうことですか?


もはや会話にもなっていない。これは語彙力の問題でもあります。とにかく「答えを見るクセ」と「変だなという感覚」を養う必要があります。でも、時間が足りないのが現実。だから、せめて問題演習だけは家で予定表どおり進めてきてね。現場からは以上です(`・ω・´)ゞ。


算数に出てくる、割合や距離、単位というものは、普段の生活で意識していないと言っても気づかない子が多いです。だから、ご家庭では「学校まで歩くと何分かかる?車だと何分?車の速度は?」「牛乳パックって何リットル?ペットボトルは?」。「これだけ全部買うといくらぐらいかかると思う?」ときどきでいいので、聞いてあげてください。


小学生の内は、計算は当然として、問題文も読めていないから音読必須と、図を教えて書かせて式の意味を考えさせる。これの繰り返し。これが算数の土台作りに必要なことだと思っています。中学になるまでにこれらのことができるだけでも、中学で上位層に入れますよ。中学生でも①問題文が読めない。➁図・表が書けない。③式が正しく書けないのは大勢いますからね。それでもある程度点数が取れちゃう現実が問題なので、点数だけみてはいけませんよと声を大にして言いたい。


それでは今日はここまでです。来年度から小学生の教科書が変わり、演習量が大幅に増えるそうです。授業時間が増えない以上、授業のスピードを早くするしか方法はありません。または、宿題にしても答え合わせだけで、間違い直しまでの時間はないでしょう。そう考えると、今後ますますご家庭での管理が求められるようになりそうです。

我が子の学力を守るのは、保護者の方です。算数のつまづきに気づくためには、年3回の実力テストの受検をお勧めしています。現実を受け入れることも、親の役目ですからね。それではまた明日^^。




(春期講習の申込み始まっています:3月16日スタート)







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