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スク玉10月の暗唱課題「枕草子(秋)」「仁和寺にある法師」

マイクラで化学の実験ができるって聞いた　さんなん　です。塩化物とマグネシウム混ぜ混ぜして手持ち花火を作ってみたり、水中たいまつをマグネシウムとたいまつで作ってみたりできるような気がする。

なかなか面白そうなので、これもただいま実験中。化学実験なんてできたら楽しそうですね。誰か、詳しい人いないかな～？？

さて、10月の暗唱課題です。スク玉小学部（小５・小６）では、毎月お題を変えて名文暗唱をしています。

「先生、すでに11月ですけど？」

むむむ！

確かに日曜日に勉強会があると曜日の感覚はおかしくなりますが、日付はカレンダーを見て動いていますのでちゃんと把握していますよ。

ちょいと10月分の更新を忘れていましたので、今さら感はありますが報告を兼ねての掲載です。

枕草子　秋（清少納言）

秋は夕暮れ。夕日のさして山の端(は)いと近(ちこ)うなりたるに、烏(からす)の寝どころへ行くとて、三(み)つ四(よ)つ、二つ三つなど、飛びいそぐさへ(（え）)あは(（わ）)れなり。

まいて雁(かり)などのつらねたるが、いと小さく見ゆるはいとを(（お）)かし。日入り果てて、風の音、虫の音(ね)など、はた言ふ(（う）)べきにあらず。

枕草子は、春から始めて、夏、そして秋まできました。

秋は夕暮れが１番のようです。夕日に照らされ家路を急ぐカラスたちの何とも美しい情景が目に浮かんできますね。

仁和寺(にんなじ)にある法師（兼好(けんこう)法師(ほうし)）

仁和寺にある法師、年寄(としよ)るまで石(いわ)清水(しみず)を拝(おが)まざりければ、心うく覚えて、あるとき思ひ(（い）)たちて、ただ一人、徒歩(かち)より詣(もう)でけり。極楽寺(ごくらくじ)・高良(こうら)などを拝(おが)みて、かばかりと心得て帰(かえ)りにけり。

　さて、かたへ(（え）)の人にあひ(（い）)て、「年(とし)ごろ思ひ(（い）)つること、果たしはべりぬ。聞きしにも過ぎて、尊(とうと)くこそおは(（わ）)しけれ。そも、参(まい)りたる人ごとに山へ登りしは、何事(なにごと)かありけん、ゆかしかりしかど、神へ参るこそ本意(ほい)なれと思ひ(（い）)て、山までは見ず。」とぞ言ひ(（い）)ける。少しのことにも、先(せん)達(だち)はあらまほしきことなり。

「仁和寺にある法師」は、読んでみると面白い話です。もちろん授業では意味にも触れていきます。

ここで登場する仁和寺は京都にあります。数年前の塾のみんなで旅行したときにも見てきましたが、桜の名所でもあります。

教科書にもでてくるお寺巡りの経験を実際してみるのと、こういったお話にもより興味深くなりますね。

《小学部》
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