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小学生模試の成績表の見方~成績のび太くんベスト3~

9月なのに入塾のご相談があって嬉しい さんなん です。例年は9月に動きはあまりないのですが、ありがたいことに今年は小学生を中心にいくつかご相談をいただいております。


11月からは中学準備として英文法もグループ授業に組み込んでいく予定です。中1英語が難しくなったというニュースもありましたが、これは小5・小6が学校で習う英語と中1から求められる英語に大きな隔たりがあるのが原因です。そのあたりを半年かけて埋めていけたらと考えています。






さて、夏の小学生の実力テストの成績表が届きました。集計ができた学年から返却しております。模試だけ受験された方には、準備ができ次第個別LINEでご連絡いたしております。その際はお手数ですが、塾まで成績表を取りに来てください。



■偏差値で我が子の位置を確認
テストの得点は大事です。しかし、客観的な位置を確認するために偏差値もみてください。


スク玉の目標は、小6冬までに5教科の偏差値オール55以上にすることです。下に目安となるステージを記載してありますので、宜しければ参考にしてください。


うちの子は勉強が得意ではないな~という場合は、まずはステージ③を目標にしてください。



ただし、先に1点だけ注意点をお伝えしておきます。それは、「小学生の内から偏差値だけ求めていくと、学力の土台が作れない可能性がある」ということ。



例えば、漢字の辞書引きなどは正直に言って得点に大きく影響しません。物知り博士で学んでいる知識もそうです。



しかし、この先のことを考えると間違いなく必要なことだと考えています。その他、間違い直しの指導も同様です。中学生以降での伸びしろを増やすためにも、小学生のうちはこういった土台作りが最優先であると考えて指導しています。


だから何が何でも偏差値を上げなきゃと考えるのではなく、偏差値から我が子の位置の確認するものだと捉えてください。偏差値から、今の勉強法の改善を考えることが本当に大事なことです。




■5つのステージ
① 国語と算数と英語の偏差値45以上
この地域の小学生の学力格差は深刻で、学校ではよくできるという子でも偏差値45の場合もありますし、偏差値55の場合もあります。学校のテストで80点取っていても、模試では偏差値40未満ということもよくあります。それぐらい小学校のテストでは、本当の実力を測ることはできません。

まずはステージ①として、国語と算数と英語の偏差値を全て45以上にする。3つともすべてというところがポイントです。勉強への取り組み方と学習習慣を意識して、しっかり土台を作っていきましょう。



② ①+理科と社会の偏差値45以上
理科と社会は好き嫌いで差が生まれやすいもの。理科や社会が好きな生徒は、探求心がある生徒が多い傾向にあります。これらが好きな生徒にとっては何も勉強していなくても、偏差値45以上を達成する場合もあります。

しかし、このステージでは、理社の両方とも偏差値45以上というのがポイントです。多くの場合、理科か社会のどちらかは好き。両方好きは稀です。好きじゃないから勉強しないというのはナンセンスなので、しっかり理社どちらも勉強することが求められます。



③ 国語と算数と英語の偏差値50以上
実力テストは年3回あります。この3教科の偏差値が連続で50以上になれば、その数字は信用してもOKです。今回初めて③を達成した生徒は、次回も国語、算数、英語で偏差値が50以上取れるかが大事なんだとお覚えておいてください。

塾での確認テスト(漢字・物知り博士・理社テスト)で得点率80%を超えられるような勉強ができていると、このステージに到達するはずです。



④ ③+理社の偏差値50以上
しっかり学んだことが頭に定着しているかどうか、このステージの条件になるでしょう。また、全国的にみればまだ真ん中ですが、この地域の生徒には思った以上にハードルが高いもの。

このステージにいるならば、勉強の「質」は高くなっているハズなので、あとは演習量を増やしていきましょう。



⑤5教科の偏差値55以上
このステージにいれば中学校に入学しても上位2割に入れます。保護者が想像している以上に、5教科とも偏差値55以上とバランスよくできる生徒は本当に減っています。

特にこの小学生模試は、意欲があるご家庭が受けています。その中でちゃんと偏差値が取れているならば、現状の勉強に問題はないと考えても良いでしょう。あとは次回の模試でも、この数字が維持できるかどうかがポイントになります。しっかり次につなげていきましょう。




■小5からは口を出すほど成績は下がる
小学生の内は、ご家庭では得意教科を伸ばすような声掛けをしてください。苦手教科(特に算数)ばかり「勉強やれやれ」と口を出すと成績は下がっていく傾向があります。


特に算数において「お母さんが問題集を買ってきて解かせているのに成績が上がりません」、「お父さんがつきっきりで教えているのに算数ができるようになりません」という相談が多くあります。


勉強を教えてできるようになるのは小学4年生までです。これは知識の習得が、直接得点に結びつくからです。しかし、小5からはそうはいきません。いろいろな解き方や考え方を覚えて、自分の頭で考えて解く問題が増えてきます。つまり知識を問う問題から知識を使う問題に変化していくので、教えただけでは解けないということです。




■偏差値どのぐらいでどの高校を目指せるの?
これはよく聞かれますが、先ほども述べたとおり小学生のうちは偏差値より土台作りができているかどうかの方が重要です。


土台作りができているかどうかは、塾で10月と3月にお渡ししている「学習成績表」をみるとわかりやすいです。どのテストでも得点率が80%以上であれば過去の先輩たちは興道・津島高校へ、90%以上であれば一宮・一宮西高校へ進学している生徒が多いです。


実際に小6のこの時期の模試の偏差値で50だった生徒でも一宮西高校へ複数名は合格しています。それだけ中学生になって伸びた生徒もいますので、偏差値の数値に偏り過ぎない方がよいのだと思っています。




最後に、塾生たちの成績を少しだけ。

春からどのぐらい伸びたのか集計してみました。あくまでも一過性ではなく伸びた後が大事であることは念を押しておきますが、みんな頑張ってくれていますのでその成果が他の方の参考になればと思います。


小5生・小6生 4教科(国算理社)の偏差値推移 
1.8月模試 偏差値44 ← 4月模試 偏差値36(8UP)
2.8月模試 偏差値55 ← 4月模試 偏差値49(6UP)
2.8月模試 偏差値48 ← 4月模試 偏差値42(6UP)
2.8月模試 偏差値44 ← 4月模試 偏差値38(6UP)
3.8月模試 偏差値57 ← 4月模試 偏差値52(5UP)


4月の模試と比較して、4教科合計の偏差値が5ポイント以上UPした生徒は5名いました。これは1科目だけなく、4教科合計なのがポイントです。



4教科合計の偏差値って不思議なものです。実際1番伸びた生徒の科目別偏差値をみてみると、4月と比較して国語+4、算数+7、理科+5、社会+16も偏差値が伸びています。これで4教科の偏差値は+8の伸びになっています。それぐらい4教科合計の偏差値は上がりにくいのです。




また、小5生・小6生のトップ3位はこちら

(小5)
4教科 偏差値62
4教科 偏差値57
4教科 偏差値57


(小6)
4教科 偏差値66
4教科 偏差値60
4教科 偏差値57



でした(いずれも夏期講習だけの生徒は含まれておりません)。上に行けば行くほど相手も強者ぞろいですからね。ステージ⑤の生徒は、漢字テストでも1ミスをしないような勉強など、常に自分に負けないよう意識してください。



この地域では、勉強は中学生からという流れがあります。しかし、小学生のうちにじっくりと確実に実力を伸ばしていけたら、生徒たちは自信をもって中学生生活を送れるのではないでしょうか。



中学生になると部活も始まりますので、勉強との両立に悩む生徒はよく見かけます。だからこそ、普通の子は時間が取れる今のうちから学習習慣と正しい勉強法を学んで欲しいと願っています。







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