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集中力がないから「自学ができない」は違う。子どもの「わかった!!」を奪ってはいけない理由。

わからないことは人にすぐ聞く さんなん です。そう、育ってしまったんです。


自分自身でいろいろ調べてやるようになってからは、なんだか毎日が楽しいというか。日々、充実するようになったな。





さて、今日はさんなんの独り言シリーズです。講師研修も兼ねています。



スク玉は自学を磨いて欲しいと思って指導している。



自学とは、「自分で学ぶ力」のこと。



しかし、「自分を律して目標に向かって自分で頑張る力が自学力なんでしょ」って勘違いしていないだろうか。



うちの子は集中力がないから、まだ自学ができていないなって。


それは、ちょっと違うぞ。




そもそも、小学生や中学生には先の目標なんてない子の方が多いから、自学力は身に付かないじゃないか。



家で勉強ができないという生徒の根本的な理由は、自学力がないからじゃない。



自学ができるようになるには、


子どもたちから「わかった!」を奪わない


これが指導側としては大事なこと。


生徒側としては「わかった」が少ないからだ。




勉強時間が長いけど伸びない

そもそも勉強が続かない


こんな生徒に共通していることがそれだ。きっと、ただ問題集を埋めているだけなんだろうね。




演習中に生徒を観察していると、


わかるための基礎知識が足りていない


ってことに気が付く。





例えば、先日、中1数学でこんな問題があった。


(問)54でわっても、126でわっても割り切れる自然数のうちで、最も小さい自然数を求めなさい。


この問題は小学生の知識でも解けるけど、中1で素因数分解を習うのでそっちで解いて欲しい問題。もちろん普通に解いてもいいけどね。




この問題がわからないと質問があったので、私はこう答えた。


「その問題を解くための知識を確認しようか」


と。


基本的に、私は質問に答えるときはその問題の答えには触れない。


①「54でわって割り切れる自然数」って言い換えできる?

②素因数分解できる?

③素因数分解を使って最小公倍数ってどう求めるの?



ってね。これすべて基礎的な知識よ。



その子は②はできたけど、③が曖昧で①がわからなかったみたい。③と①の部分だけ確認して、じゃあもう1度自分で解いてみてって投げ返した。



「わかる」って思わないのは、基礎知識が抜け落ちているからわからないんだよ。



その基礎知識を太く強くすると、生徒たちは自力で答えまでたどり着けるようになる。



これは数学も英語も一緒のはず。ただ数学の基礎知識は人によってつまづくところが違うから、正直に言えば一斉より個別の方が指導しやすい。だから数学は演習重視で生徒一人ひとりを観察して声掛けするようにしています。



自分で解けると楽しいよね。嬉しいよね。解くことが苦痛にならないよね。



だから勉強時間が長くなっても耐えられるのさ


だから自分から問題を解くようになるのさ


だから自分で調べたり考えれるようになるのさ



反対に、この「わかる」の部分を先生が奪ってしまってはダメだよね。



途中までのヒントを出すのもダメだよね。テストではそれできないんだから。



基礎基本を徹底的に1000%わかるようにするからこそ、自学力が身につくと考えています。






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